●自分が作ったものが使われる喜び
いくつか掛け持ちでしていたアルバイトのひとつで、工場での携帯電話の製造、チェックの仕事があります。
2交代制で、昼間と深夜、シフトは定期的なものではなく、基本がめちゃくちゃで、
きちんと時間が管理されていなかったので働く時間はバラバラでした。
そのうえ単純作業が多いわりに、とても疲労の溜まる仕事なので、体を壊す人も何人かいましたね。
私は休憩時間にすっかり疲れきってしまい、ひたすら寝ていました。
そんな仕事の楽しみといえば、外に出たときに、携帯電話を使っている人を観察することでした。
日本全国で私が働いている工場でしか作っていないシリーズ製品を持っている人を見かけると思わず、
それを作ったのはうちらだよ、と、心のなかでこっそり自慢していました。
●自然と身についた携帯電話の知識
知ってのとおり、最近の携帯電話は続々と新機種が発売されています。
作り手としては、新機種が出るたびに製造工程が変わるので、覚えるのが大変。
これはもうひたすら経験ですね。
そして分からないところがあったら聞く!ということを徹底していました。
あと、携帯って今、あれだけデジタルなものになっているのに、製造工程はものすごくアナログ。
アナログな製造工程のおかげで、手先が随分と器用にはなりましたけど。
あと、この仕事をしているとやっぱりほかの会社の情報も入ってくるので、新機種の情報がいち早く得られるのはなんだか楽しかったですね。
携帯電話の構造も把握できているので、自分が携帯電話を買うときにモニターのズレやカメラレンズのズレ、よごれをチェックできるようになりました。
携帯選びに失敗がなくなりましたね。
●「バイトだから」をいい訳にしない
働くという点において、正社員もアルバイトも関係ありません。
働いていたのは正社員が主で、アルバイトは数名しかいなかったのですが、あの工場はライン作業なので1人の勝手な作業が全体の製品のクオリティに関わってきます。
チームワークを乱すような、自分さえよければいい人や、責任感のない人には向かない仕事だと思います。
リーダーシップをとれる人がいなかったら、仕事もはかどりませんし。
私がいたチームはすごくアットホームだったので、問題なく仕事を進めることができましたが、
この人間関係がすごく仕事に影響しているチームもありました。
どうせ自分はアルバイトだし、っていうのはいい訳にもならないので、アルバイトだからって手を抜かず、プロ意識を持って仕事に取り組んでもらいたいですね。
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