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花の卸し

アルバイト徹底調査 〜みんなが知らないアルバイトのいろいろ〜

「見た目どおり楽」な仕事はない 女性31歳:アルバイト当時15歳



●華やかなようで切り傷だらけ

高校生になってバイトを始めたかったのですが、なかなか親の許しが得られませんでした。 それでもどうしてもやってみたくて、頼み込んでさせてもらえたのが、土日の9時から18時までの母の知り合いがやっていた花の卸しの手伝いでした。 お葬式のときに献花される花の納品や、結婚式のときに使用される花の納品を請け負っているところで、初めてのアルバイト。 無我夢中で働きましたね。 お花の1本1本は軽いのですが、それを植えてある鉢が重かったので、想像以上の肉体労働でした。 小さな会社で繁盛していたようで、とにかく働きっぱなしで体力のなさを実感したのを覚えています。 あと、鮮度を保つために茎を切る作業があるのですが、慣れないことなのでしょっちゅう自分の指も切ってしまっていました。 このバイトをやっている間は常にどこかに切り傷がありました。

●花に興味がわいてきた

最初は特に花には興味ありませんでした。 私は当時とにかくアルバイトをして自分でお金が稼ぎたかったので、働く場所は特に問題視していなかったのです。 でも、毎週花に囲まれて仕事をしていると、やっぱり興味がわいてくるものです。 バラなんかはすごくたくさんの種類があって、市場からそのまま持ってきているので鮮度も高く、次第にきれいな花を見ることが楽しくなっていきました。 想像しているよりきつい仕事ですが、きれいな花のいいにおいに囲まれているのはとても気分が良かったです。 よく知らない花があると、社員の方に聞いてまわりました。 すごく忙しかった職場ですが、時間の許す限り丁寧に教えてくださいました。 いまでもその時教わったことは忘れておらず、花の種類については詳しい方だと思います。 学校の暗記問題はなかなか覚えられなかったのに、花の名前は覚えられたのは、やっぱり花が好きだったのでは、と今になって思います。

●辞めてからも続いた人間関係

学校の勉強が忙しくなってきたため、バイトは半年で辞めました。 大変な仕事でしたが、社長さんや社員のみなさんは特に厳しいということもなく、一番年下ということもあってか、とてもかわいがられていたように思います。 従業員のみなさんがやさしい人たちだったからこそ、その期待に応えようと精一杯頑張れました。 また、その仕事に対する姿勢をわかってもらえたのか、仕事もすごく丁寧に教えていただけて、嬉しかったです。 辞めた後でも、お祝いのために花束を頼むと定価の半額以下で作ってもらえたりして、 仕事に関してだけでなく、人と人とのつながりも教えてもらえました。 未だに良くしてもらえるというのは、すごくうれしいことですね。

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